和氣ブログ

TOP > 和氣ブログ > 未分類 > 救急車呼べますか?

救急車呼べますか?

2017-06-25

img_0_m

 前回のブログを読まれた方から「血が出る程頭を強打して気分が悪くなったら遠慮なく救急車を呼ばなアカンで」と言われました。どうして呼ぶのを断ったかというのには、過去に恥ずかしいと思った事があるからです。

 あれは忘れもしない6年前のちょうど今頃、少し蒸し暑くなってきた時期の夕食後に起こりました。サンテレビで阪神戦を観戦中、急に背中を鈍器で殴られた様な痛みが走りました。その後座っている事もままならぬほどの激痛が、背中から腰にかけて襲いかかってくるではありませんか。床をのた打ち回りながら叫んだ言葉が「救急車呼んでくれ」でした。

 激痛をこらえながら待っていると屈強な救急隊員が2名現れ、的確な問診をはじめながら救急車へと誘導して下さいます。なんと頼もしい事でしょう。付き添いに来てくれた嫁への配慮も行き届いています。まだまだ先かもしれませんが、娘達の夫にはこのような方々であってほしいと薄れゆく意識の中で思った事は忘れもしません。

 しかし救急車に乗って車が動き出した途端、隊員の一人が言いました。「奥さん。心配はいりません。おそらく尿路結石でしょう。石が出たら歩いて帰れますよ…」。なんと無慈悲な。検査も何もしないで病名を告げるではありませんか。

 それを聞いた単純な嫁はすっかり安心し、初めての救急車に大喜びです。苦しんでいる私を横目に「父さん父さん、ホンマに赤信号でも無視して走ってるわ」とか「みんな道を空けてくれる」「まるで病院の診察室やな」とか興奮して話しっぱなしです。それを受けてか救急隊員もどことなく和やかです。大袈裟に痛がっている自分が、なぜかちっぽけで恥ずかしく感じてきたのでした。

 病院について点滴や痛み止め等の処方をしてもらい暫くすると、石が狭い部分を通過したのか嘘のように痛みもなくなりました。夫婦共々歩いて帰宅出来た事は言うまでもありません。その時担当医に言われた言葉が「一度なった人は又なるから気をつけてね…」。予言どおり昨年またも同じ激痛が早朝に起こりましたが、嫁を起こす事はもちろん救急車を呼ぶことも無く、石が転がり落ちるまで大量に水を飲んで必死に耐えました…。

最近の投稿